平成10年5月にラムサール条約の登録湿地となった漫湖は、沖縄本島南部の那覇市と豊見城村の間にあり、国場川と饒波川が合流する地点にできた河口湖です。海からも近く潮の干満の影響を強く受けるため、干潮時には約50haの泥干潟が現れます。
その泥干潟には、さまざまな底生生物も生息しています。それらは鳥の餌として重要なだけではなく、泥干潟でしか見ることのできないユニークな物が多いことも貴重です。
このような市街地に残された干潟です
が、シギ・チドリ類を中心とした渡り鳥の越冬地・中継地として重要な湿地で、最近では世界に500羽ほどしか生息していないクロツラヘラサギも、毎年訪れています。